~ いつまでも若く美しく健康に ~

新しいことをする楽しさ

The Bahamas,2000,photograghy by KOJI YOSHIURA)

お母さんに一生懸命ぴったり寄り添って泳ぐ子イルカ。こういうシーンを見るのはほほえましいね。

 

 

今日はちょっとカフェタイム。

 

昨日ふと、新しいピアノの曲を聴いてみようと思って、amazon musicのプレイリストを探してみると、Amazon Musicがキュレーター(曲を集めてきた人)となっている『ジャズ on ピアノ』というのがあった。68曲で6時間7分もある。ジャズピアノ定番・名演集:レジェンドから新鋭ピアニストまで、と書いてある。これだけあれば今まで知らなかった好きなピアノ曲に出会えると思って順に聴いてみることにした。

 

1曲目は幻想的な曲調で、『All the Things You Are (feat. Mark Turner)』ティグラン・ハマシアン feat. マーク・ターナーのピアノとサックス。おもしろい曲だけど僕がイメージしてたピアノ曲集とは違うかな、とも思ったが、“レジェンドから新鋭まで”という説明書きを信じてその先に進む。

2曲目を聴くとなんか聞いたことのある曲だ。ビートルズの『Your Mother Should Know』をアレンジしたブラッド・メルドーのピアノ。アレンジのおもしろさもあり、懐かしさもある。

そして3曲目はMorten Schantz Trioの『Apia』。デンマークのピアニストみたいで美しいメロディを奏でている。なんか分からないけどドキドキしてきて徐々に期待感が膨らんでくる。

 

そして、4曲目がオスカー・ピーターソンの『Cool Walk (Live)』。

ピアニストの名前だけは聞いたことがあったけど、その人のピアノと思って何かの曲を聴いたことはなかった。曲が進むにつれその曲自体の楽しさや流れるような美しい演奏に魅せられていく。

あー、楽しい!こういうのを聴きたかった!!

新しいジャズピアノの世界に出会った瞬間

気になってググってみると「鍵盤の皇帝」と言われるほどのレジェンドだった。

 

コロナが始まった3年前に小曽根真さんのピアノに出会ってからはほぼ毎日小曽根さんのピアノを聴いてきた。大分にコンサートに来られた時は即行で聴きにも行った。

好きになった曲は毎日でも一日に何回でも聴きたくなる性分みたいなので、逆に言うと新しいものに出会うチャンスが減ってしまう。人は自分が慣れ親しんだ世界にいるほうが心地いいんだろう。意識して新しいことをしないと人はどうしてもホメオスタシスが働く。よくもわるくもないんだろうけど、おんなじ世界に居続けちゃう。

そんな大げさに言うことでもないけど、新しい曲を探して本当によかった!笑

 

そこから続々と好みの曲が続くので、ピアニストの名前をググりながらほぅほぅと夢中になりながら聴いていく。

 

『Strange Meadowlark』デイヴ・ブルーベック

あー、これもいい曲だなーーー♫

楽しくなる♫

 

『Dreams Of Loving You』ORRIN EVANZ & ケヴィン・ユーバンクス

『If I Had You』テディ・ウィルソン

『I’ll Know』ビル・チャーラップ・トリオ

『There Is No Greater Love』ダド・モローニ、Jesper Lundgaard & Lee Pearson

・・・

特に

『In A Sentimental Mood』ミシェル・ぺトルチアーニ

をBOSEのスピーカーから大音量で聴いていると、胸がギュワーッといっぱいになってきて、なんかもう泣きそうになって、昇天するんじゃないかと思うくらい幸福感に包まれる。

一体なんなんだろう、この感じは。

どこかで聴いたことあるんかなー・・・

 

そして

『Part Ⅲ (Live)』キース・ジャレット

・・・

『Averti Tra Le Braccia』Enzo Orefice Trio

と続いていくけど、とりあえずここまででも大満足。

いい曲っていっぱいあるんだなー。

 

久しぶりに新しい曲に出会えてまた自分の世界も広がった。広げてもらった。知らずに人生を終えなくてよかった。知ってよかった。 おおげさでしょ笑

でも、本当にまだまだ世界は知らないことばかり。

いろんな楽しいことがそこらじゅうにあるはず。

 

子供の頃は新しい好きな曲に出会うたび歌えるようになりたくて、歌詞を覚えたくて、夢中になって何度も何度も聴いた。

犬を散歩させながら大声で歌ったりしてたけど、今考えるとだいぶ近所迷惑だったかもね。笑

 

人は大人になるにつれて新しいことをやりたいという気持ちが薄れて、小さい自分の世界に凝り固まってくるのかな?

 

でも、人は変化を望む気持ちが必ず心のどこかにある。

同じことばかりよりやっぱりたまには変化がほしくなる。

子どもの成長を見ていて楽しいと思うのは、変化していくのが明らかに見てとれるからだと思う。

 

音楽に限らず何か新しいことを知ったり、チャレンジすることは楽しいし、生きていくうえで欠かせないもの。

 

こういうちょっとした新しいことへの一歩一歩が人生を豊かに、彩りのあるものにしていってくれる。

そんな気がする。

 

なんてことがふと浮かんできて、いつもより早くに目が覚めた雪の降る朝でした。