~ いつまでも若く美しく健康に ~

マイクロバイオータとメタボライト

Kerama Islands,OKINAWA,1990s,photograghy by KOJI YOSHIURA

青い海には黄色の模様がよく映える。仲良く2匹で泳ぐトゲチョウチョウウオのペア。

 

 

 

人間の細胞の数はどれくらいあるか、聞いたことありますか?

これはよく耳にすることなので、聞いたことある人も多いと思いますが、

ヒト細胞は、60兆個あります。

 

でも実は、「人」を構成するものとして、もうひとつ重要な生き物がいるんです。

 

それが「マイクロバイオータ」(微生物)です。

 

その数、なんと600兆個

 

 

MEMO

「マイクロバイオータ」に似た言葉で「マイクロバイオーム」という言葉も見かけると思いますが、これは「たくさんのマイクロバイオータさん達」というような意味なので、まあ同じ、と考えていいです。

 

「人」を作っている細胞の数で言うと、ヒト細胞は「人」全体の約1割に過ぎず、残りの約9割マイクロバイオータ(微生物)が占めているんです。

 

つまり、

 

ヒト細胞はたくさんのマイクロバイオータと共存して「人」として生きている生き物なのです。

 

びっくりじゃないですか?

僕は、これを知ったとき、ものすごくびっくりしました。

 

実は、人はひとりで生きているんじゃないんです。

「人」の存在そのものが、すでに「一つの生命共同体なんです!

 

偉そうに言えば、人は自分の身体をマイクロバイオータに住むところとして提供しているとも言えるんですが、実は自分の身体に住んでもらっているマイクロバイオータからたくさんのいいもの(メタボライト)を作ってもらっています

 

だから、お互い様なんです。

おもしろいですね。人間社会といっしょですね。

みんなお互い様

 

では、どうやってヒトはマイクロバイオータと共に生きるようになっていくのかというと、実はヒトはお母さんのおなかの中にいる間は、まだ無菌状態で、純粋なヒトの状態なんですが、お母さんの産道を通って産まれてくるとき、お母さんから最初のマイクロバイオータをもらいます。

 

産まれたあとは、母乳や出会う人・モノ、食事、生活環境などからさまざまな種類のマイクロバイオータを自分の身体の中に取り込んでいきます。もちろん、皮膚にもいっぱいいます。

 

だから、最近極度に潔癖症になって、「除菌、除菌」という風潮になっていますが、実はあんまりいいことではないんです。

 

皮膚に住んでいるたくさんのマイクロバイオータ(皮膚常在菌)が人にとっての一番の盾になって、人間の身体を守ってくれているのに、それを極端に除菌してどんどん殺してしまうのはとても残念でもったいないことなんです。

 

 

一人ひとり、身体の中や皮膚に住んでいるマイクロバイオータは種類も数も全然違います。

 

マイクロバイオータが特に多いのは腸の中です。

腸内フローラ」、「腸内細菌」と言ったりもします。

腸の中だけで、1000種類、100兆個ものマイクロバイオータが住んでいます。

 

日本では、2015年、国立の研究機関より、マイクロバイオータの研究を推進していきましょうという提案がなされました。

https://www.jst.go.jp/crds/report/report01/CRDS-FY2015-SP-05.html

https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2015/SP/CRDS-FY2015-SP-05.pdf

 

 

ここにあげた図はほんの一部ですが、

 

どういうことを提案しているかというと

 

すごーく簡単に言います。

 

「マイクロバイオータ(微生物)は、人間の身体のあらゆるところに、ものすごく大きな影響を与えているみたいなので、しっかり研究してそれを人間の健康に活かしていきましょう」

 

ということが「目標として」詳しく書かれています。

 

だから、マイクロバイオータのことは実はまだ分かってないことが多くて、研究段階なんです

 

2015年にようやく、本格的にこういう研究をこれから15年くらいかけて実用化していきましょうと提案があったばかりですし、なんせ腸内だけで1000種類、100兆個ものマイクロバイオータがいるんですから、それはそれは様々な関係性があるでしょうし、完全な解明がすごく難しいんだと思います。

 

これは、たとえばイメージで言うと、

 

あなたの腸内がアマゾンの熱帯雨林だとしましょう。

そこには1000種類、100兆個のマイクロバイオータが住んでいるんですが、その中に、ぽつーんと「ナントカ菌」を「たった1種類」放り込んだと想像してみてください。

その「ナントカ菌」は、持ってる力を十分に発揮して熱帯雨林を劇的に変えていくことができるでしょうか?

ちゃんと定住することができそうでしょうか?

「ナントカ菌」が食べるものも十分にありそうでしょうか?

 

 

なんかむずかしそうな感じがしませんか。

 

もし僕が研究者で、そんな1000種類100兆個もいるアマゾンの熱帯雨林に何か一種類の「ナントカ菌」を投入してそれが有効に作用するかどうか調べるということになったら、原住民であるマイクロバイオータとの組み合わせや関係性、相互作用を考えただけでも気が遠くなりますし、絶望的になる気がします。

なんらかの効果を見つけ出す研究をしようとするには、相当の覚悟を持って重い重い腰を必死であげようとしない限り、そんな研究をやろうという気持ちにすらならないかもしれません。

 

いったい、何をどう調べればいいんだ!と。

 

しかし、フランスニナファームは、マイクロバイオータとその「もう一歩先」を見ていました。

 

全く違う視点から長年研究を続けてきたのです。

 

つまり、「なぜ病気になるのか」ではなく、「なぜ健康なのか」という視点。

 

フランスニナファームは、健康で長生きしているいわゆる「百寿者」のおじいちゃん、おばあちゃんにはどういう特徴、どういう共通点があるのかということを調べました。

 

すると、「百寿者」には「二つの共通点」があったのです。

 

ひとつが、

ものすごく元気なミトコンドリアを持っている」ということ。

あと一つが、

多様性に満ちた腸内マイクロバイオータを持っている」ということ。

 

百寿者のミトコンドリアは、なんと、20代の若者のミトコンドリアよりも元気!ということが分かったのです。

すごくないですか。

ひょっとしたら、僕のミトコンドリアよりも元気なのかもしれません。。

 

※ミトコンドリアについてはいくつか記事を書いていますのでご参照ください。

ミトコンドリアとは? ミトコンドリアを元気にするには? ミトコンドリアの話 つづき

 

それと、あと一つの特長である「多様性に満ちた腸内マイクロバイオータ」が具体的に何をしてくれているのか、

というと、

 

人の健康長寿をささえる「メタボライト」(代謝産物)をたくさん作ってくれている

 

というところにスポットを当てたのです。

 

「メタボライト」とか「代謝産物」なんて言葉を使うとなんだかむずかしそうに聞こえるので、もっと簡単な言葉で言いますね。

 

マイクロバイオータも生き物なので、「食べたら出す」わけです。

人と同じです。(食事中の人はごめんなさい)

 

その「出したもの」が「メタボライト」です。

 

分かりやすいですよね。

 

 

 

もちろん、マイクロバイオータが「出したものすべて」が人間にとっていい影響を与えるわけではありません。いろんな種類のマイクロバイオータがいますし、人間にとって悪い影響を与えるメタボライトを出すマイクロバイオータもいます。

でも、百寿者の健康なおじいちゃんおばあちゃんには、「いい影響を与えるメタボライト」をたくさん出してくれる「多様性に満ちた腸内マイクロバイオータがたくさんいる」ということです。

 

例えば、

  • 腸内環境を整えるメタボライト
  • 肌のキレイを守るメタボライト
  • 肥満予防に役立つメタボライト
  • 免疫力を支えるメタボライト
  • ミトコンドリアの品質管理に関わるメタボライト
  • ・・・
  • ・・・

など、人の身体にいい影響を与えるメタボライトは何百種類もあるんです。

 

さあ、ここで問題です。

 

アマゾンの熱帯雨林のような人間の腸内に「ナントカ菌」をぽつんと投入するのと、人間の身体にいい影響を与える形にすでになっている「メタボライト」を投入するのでは、どっちがうまくいくと思いますか?

投入してもどうなるか分からない「ナントカ菌」を投入するより、もう人間の身体にいい影響を与える形にすでになっている「メタボライト」を投入したほうが、はるかにうまくいきそうじゃないですか?

 

そんな、マイクロバイオータの一歩先の先端研究が実はもう実用化されているのです。

 

メタボライト

 

ほんとに最先端なので、Googleで調べてもほとんど出てこないと思います。

 

昨年2019年、ある日本人の医学博士が「国際マイクロバイオータ学会」に参加されたのですが、その先生が学会に参加された感想をおっしゃっていました。

 

「フランスニナファームは、他より10年以上先を行っている」

 

と表現されていました。

 

国際マイクロバイオータ学会(International Society of Microbiota thanks all attendees for their participation to Targeting Microbiota )

議長:Marvin Edeas 博士

https://www.microbiota-site.com/

 

2019国際マイクロバイオータ学会参加者

 

メタボライトの話に進みましょう!

 

メタボライトを投入した方が、マイクロバイオータを投入するよりいいのはなんとなく分かるけど、じゃあどうするかということなんですが、百寿者がもつマイクロバイオータをもらってきて、そのマイクロバイオータからメタボライトを作りだすというのは、ちょっと、、微妙ですよね。。

MEMO
世界の医療現場において、健康な人の糞便からマイクロバイオータを取り出し、治療に使っている例もあります。

 

そこで、フランスニナファームは、百寿者がもつ「多様性に満ちた腸内マイクロバイオータ」と組成がものすごく似たマイクロバイオータを自然界に探して見つけたのです!

そのマイクロバイオータは、樹齢千年を超える「千寿オリーブの樹」に存在していました。

 

 

そこで、その千寿オリーブの樹にいるマイクロバイオータを使って、3種類の植物を特許技術で発酵させ、300種類以上のメタボライトを作り出すことに成功したのです。

そのメタボライトを独自の抗酸化成分「OXYLIA」にプラスすることにより、より進化したメタボライト入りの抗酸化成分になり、ますます百寿者の身体の状態に近づけていけるようになりました。

 

また、このメタボライトの中には、悪い状態のミトコンドリアを新しいミトコンドリアに作り直すマイトファジー」の働きを活性化させるミトコンドリアの品質管理に関わるメタボライトもあり、そのメタボライトも人間の健康長寿にものすごく重要な働きをしています。

これも、すごく大事な点です。

マイトファジーについてはこちら↓

 

 

まとめますと、次のような図になります。

 

 

「質の高いミトコンドリア」

「多種多様なマイクロバイオータ」

「良質なメタボライト」

 

この3つは互いに密接に関連し、お互いがお互いの質を高めていく関係にあり、この3つをよりよくしていくことで人間はアンチエイジングを超えたリバースエイジングを実現していきます

 

つまり、

 

人生100年時代をいつまでも健康で若々しく生きるための具体的な道筋がすでに出来上がっているのです

 

REBORNリボーン・生まれ変わり)」

 

いま、「健康長寿」への取り組みは世界でもうここまできています。