(The Bahamas,2000,photograghy by KOJI YOSHIURA)
バハマのリトルバハマバンクという浅い白砂の海域でイルカを探す。
今もイルカいるかなー。また遊びに行こう。
しばらくぶりに書きます。
今日は医学的な話はちょっと横に置いといて、僕自身が海の写真や餃子のメーカー(製造小売業)としていくつかの事業を経営してきたことを踏まえ、「収入の種類」について簡単に整理してみようと思います。
これからますます超高齢化社会に突入する日本では、今までのような中流所得層というのは、だんだんなくなる気がしています。
どうなるかと言うと、働いた時間に比例したお給料をもらい生活費がギリギリで、食べていくのに精一杯の低所得層と、友達にも所得にも恵まれた高所得層の2極化。
どっち側に行きたいですか?
現実に、1990年、年収400万円が“中流”だったのが、2018年では200万円台までに下がっています。
約30年の間に、『沈む“中流”』という現象が起こっています。
( NHK WEB特集 残業代が消えて・・・低所得化する“中流” 2021年12月17日)
学校を卒業してから一つの企業に入ったら生涯その会社で勤め上げ、退職金をもらって退職後は年金生活で悠々自適、という生活はもはや幻想となりました。
これから50年続く仕事、会社。
どれくらいあるでしょうか?
西暦2000年前後に生まれた子供たちは、半分が100歳まで生きると言われています。
半分ですよ!
いまの常識、いままでの常識はもはや通用しません。
親が常識だと思っていることは、自分の子供の時代には通用しません。
だって、社会は明治維新が起きた150年前からすると、もう信じられないくらい様変わりしています。
武士が刀を持って切った切られたと言ってた時代から、電車の中でみんなスマホいじってる時代です。
この間、たった150年です。
地球何十億年という長い歴史の中で、たった150年でこれほどまで変わるか、というくらい変わってますよね。
もう少し近づいて、
先ほどの『沈む“中流”』で出てきた1990年、ちょうど僕はその頃東京で学生生活を送っていました。
たった30年前、僕が学生時代、東京にいた時に見ていた景色とは完全に様変わりしました。
電車の中でみんなスマホいじってる時代が来るなんて、想像さえできませんでした。
スマホって何?
30年前そんなのなかった。
みなさん、本当はうすうす気づいているはずです。
でも、今後の生活を考えて行動している人は少ない気がします。
でも、分かります。
僕もそうでした。
何をやっていいかわからなかったら行動しようがない。
だから、「知る」ことは大事です。
まず、情報として「知る」。
自分でアンテナを張っていろいろ調べたり、知ろうと努力することはもちろん必要ですが、そういう重要な情報は、実は「人」から聞くことが多いということを僕はたくさん経験してきました。
海の写真を撮り始めるようになったのも、たまたま近くに住んでた居酒屋のマスターが海好きで、そこでダイビングというものに出会った。
餃子を作り始めるようになったのも、実家の近所のおじいちゃんが美味しい餃子を開発して、売ってみたいから一緒にやってくれと誘われたから。
これまでの人生を思い返してみると、結局その他もろもろ、「人」から聞いて知ったことをずっとやってきたようです。
社会は猛スピードでどんどん変わっています。
これから社会保障費は上がり続けます。
医療費は国家予算の半分にまで膨れあがろうとしている今、その負担は誰が払うのでしょうか?
そうです。
現役で働いている僕たち世代です。
今の仕事さえしていれば、収入はバンバン上がり続けていくよ!
心配ないね!
と言える人は問題ありません。
でもそうじゃなかったら、収入は上がらないのに支出はどんどん増えていく。
現実問題としてコロナで政府が補助金としてふるまったお金は、今後僕たち国民の肩にズドーンと乗ってきます。
もちろんお金がすべてではありません。
やりたいこと、好きなこと、友だち、自由な時間、家族、健康、、、全部大事です。
僕はお金を稼ぐよりも「やりたいこと・好きなこと」、二度と取り戻せない「時間」を一番に考えて生きてきました。
ただ、やりたいことをやるためには現実としてお金が必要です。
好きなやりたい仕事をするために、大学卒業後就職もせずに自分の信じる道に進み、写真家になった僕の経験から言うと、いくら写真を続けたくても仕事としてお金を充分に稼げなければ、続けられない。
いくら、この餃子が美味しいから続けてくださいと言ってもらえても、辞めるのもったいないね、とまわりから言ってもらえても、充分な利益を出し続けなければ続けられない。
それが現実でした。
周りから華やかに見えるとか、儲かっているように見えるとか、逆に、怪しいとか、実は傍から見た人のイメージと現実は違うことも多いです。
あなたは将来、どういう人生を送っていたいですか?
友達にも所得にも時間にも恵まれた人生を送っていたくないですか?
さて、長くなりましたが(笑)前置きはこれくらいにして本題に入ります。
大きく分けて、仕事をすることで個人や会社が得られる収入(売上)のしくみは2種類あると思います。
人が動かないお金だけの投資はこの場合仕事とは考えません。
1.労動時間に比例する収入
自分が働いたら働いた分だけ、誰か(会社)に差し上げた時間やサービス、モノと引き換えにお金(収入、売上)をいただく。
サラリーマン、公務員、個人事業主、会社経営者や会社など、ほとんどはこのタイプです。
世の中の9割くらいの収入(売上)はこのタイプでしょうか。もっとかな?
2.しくみで発生する収入
働くには働くんだけど、働いた時間には直接関係なく、それに関わってくるしくみによって発生する収入(売上)。
このタイプの収入にもさらに大きく2つの種類があって
2-1.印税型収入
2-2.ストックビジネス型収入
があります。
印税型収入は、作詞作曲や本を書くようなごく一部の才能を持つ人たちが得られる収入。
一回なんらかの形でモノを作ったら、それが誰かに購入されたり、利用されるたびにそのしくみ上(取り決めごとによって)、お金が発生するケース。
だから、この収入はかなり特殊な収入ですね。
誰もが手にできる収入ではありません。
一方、ストックビジネス型収入は、多くの個人事業主や会社がほしい収入(売上)だし、特別な才能がない人でも得ることが可能な収入です。
その場限りの売った買った的なものでなく、収入が発生するしくみを作ることに時間や労力を割いた結果、得られるようになった収入。
月額いくらで契約してるようなしくみ、
例えば不動産を所有してそれを人に貸して得られる家賃もそうだし、音楽サイトなどの定額購入契約などもそう。保険とかローンとかもそう。
定期的に利用する人が増えれば増えるほど収入(売上)は安定していき、毎月の収入の変動が少なくなります。
だから、いまは何かの定期購入だったり、定額利用、サブスク(一緒か(笑))なんかがどんどん増えていますよね。
他には、オーナーとしてビジネスモデルを作り、そのしくみから得られるロイヤリティ収入とか。
これらの収入は規模の大きさに関係なく、個人事業主でも大企業の会社経営側としても大変心強い安定した収入が得られるしくみですので、こういう収入が大きくなるほど時間的ゆとりも精神的なゆとりも大きくなります。
ここが大きなポイントですが、
このしくみでは実際に働いている時間と収入は比例しません。
もっと分かりやすく、しくみを作る作業(仕事)を喩えて言うと、
毎日使う水を、毎日毎日バケツで川から汲み続けるだけでなく、それ以外に水道を引く作業(仕事)にも自分の限りある時間と労力を使うイメージ。
水道は1日や2日というような短期間で引くことはできませんが、一回引いてしまえばあとは蛇口をひねれば水は出る。
バケツ汲みはバケツの大きさや運ぶ回数(労力)に水の量は比例しますが、
水道は、作った後、蛇口をひねるという労力に対して、水の量は比例しません。
そんなイメージ。
いたってまともな仕事。
バケツ汲みだけ一生涯ずっとするのか、水道を作る仕事もするのか、のチガイ。
みなさん、どうします?
このように、収入にはいくつかの種類があることを、まずは知っておくことが大事ですし、どんな種類の収入を得ているかで、自分の人生に大きな変化が起こってきます。
特に時間的変化は人生の捉え方そのものに大きく関わってきます。
もちろん労働時間に比例する収入も尊い仕事ですし、世の中にとっても大事な必要な仕事ですが、できればストックビジネス型収入もほしいというのが多くの人の本音じゃないかな。
そういう収入もあるんだ!誰でも得ることが可能なんだ!という事実を「知る」ことから始まります。
知らなければ、そもそもその手段を選択することができません。
知っているか、知らないか。
この差はでかい!
ちょっと話はふくらみますが、
僕は昨年いっぱいまで8年4ヶ月、餃子メーカーをさせていただいておりました。650万個以上販売させていただきました。
製造販売業っていろいろ考えること、やることがたくさんあって、ほんといい勉強になりましたし、いい経験をさせていただきました。
資金、人材、拠点、商品企画、研究開発、資材調達、製造、生産管理、経理、広報、広告、営業、販売、配送など
毎日頭の中はグルグルグルグル回ってましたが、何万人という人に喜んでもらってほんとよかったです。
なかなかできない経験です。
実は、社会に出て若い時に最初に自分で始めた商売も製造販売業。
その時は食品ではなく写真業。写真という素材をフィルムに撮ってきて、その素材をもとに写真を焼いたり、商品を企画制作し、販売していました。
しかし、商材としてはリピート性がないものでしたので、商売として続けていくことはなかなか難しいとわかりました。
その点、餃子はある程度リピート性がある商材ですので写真よりは商売的に続きやすかったのですが、
餃子の販売方法でやってみたらおもしろかったかも、と思うやり方は、口コミで餃子を広めてくれた人にお礼として広告費を差し上げるしくみ。
そういうしくみで広めていったらどうなっていたんだろう、と思います。
メーカー:作って広める人
消費者:使う人
こういう二極化した立ち位置ではなく、消費者は使う人でありながらも、もしその商品を気に入れば同時に広める側にもなれる立場。
つまり、一消費者でありながらメーカーと同じ広める側にもなれて、そこで広告収入を得られれば、どちらともハッピーになれます。
メーカー:作って広める人
消費者:使う人 もしくは 、使う人+広めてもいい人
今までの一般的なメーカーの販売方法は、営業マンを自社で抱えて給料を払う。
自社の商品を売ってくれる商社や小売店に卸す。
さらに、効果があるかどうか分からない広告を、決して少なくない費用をかけ、お金をドブに捨ててしまうかもしれないリスクを負いながら消費者にPRする。
一方で消費者は、ただの消費者でしかない。
でも、みなさん、何かモノを買う時、だいたいユーザーレビューを見たり、人の口コミを気にするでしょ。テレビCMやってるからその商品を買うという人は、今の時代あまりいない気がします。
もし口コミで収入が発生するちゃんとしたしくみがあれば、ファンはその商品を好きであればあるほど全力でそのモノを広めるでしょうし、メーカーは営業マンを抱えなくて済み、リスクのある広告も打たないで済むので質のいい製品作りに専念できます。
また、商社や小売店などの中間流通を通さずに直接販売すれば、いいモノを安く消費者に提供できる。(もちろん商社や小売店を通したほうがいいモノもあります。)
もっと言うと、メーカーがもし営業マンを抱えるとしてもその人数にはある程度限界があるし、営業マンのモチベーションもさまざまなのに対して、労働契約を結ばずに会社に所属もしていない消費者兼一個人事業主であるファンは、何千人、何万人と増えていく。これはメーカーにとってはものすごく心強いしくみなんですね。商品流通の地盤ががっちり固まっていく。つまり、メーカーもこのしくみで商品流通を起こせると、売上(収入)が安定して見込めるので、経営的にも大安心なのです。
一方、消費者兼個人事業主のファンはファン同士で協力して、ただ周りの人に広めて商品流通のしくみを作っていくだけだから、リスクなしに誰でもできる。商品を仕入れる必要もないし、配達や集金もなく、安定した収入を得られる。
実は、餃子の事業をやり始める前にチラッとそういうしくみにできないかと考えましたが、僕のアタマではそういうしくみを作ることはできませんでした。
今考えると、そういうしくみを作れる人を見つけて、一緒に組んでやってもおもしろかったもしれません。
(まあ餃子も毎日食べるもの、毎日必要なものではないので、現実的には難しかったかもしれませんが、やってみる価値はあったと思います。)
そういう実体験を通したメーカーとしての経験もふまえて考えると、
本当に質のいいモノを作り、広めていくしくみも、
逆に一個人として一人一人が収入を得るしくみも、
一個人と会社、仲間やコミュニティとの関係性やあり方も、
本気で見直されていく時代がくると感じています。
特にコロナの影響もあり、そういう意識の変化が確実に起こり始めていることを友人たちの話をいろいろ聞いていくうちに強く感じました。
労働時間と引き換えに得る収入だけでなく、個人個人が協力して稼げるしくみを作り、収入を得ていく力がますます必要とされて来る時代になると思います。
あ、ここもポイントですが、
個人個人が協力して・・
というところです。
稼げる仕事はいろいろあるでしょうが、一人で稼いだって、一緒に喜べる友達やパートナーがいなければあんまり楽しくないです。
共に喜べる仲間がいてこそ、楽しさ、嬉しさは倍増しますし、そもそも一人でできることなんてたかが知れています。
もう20年以上前から、スーパー経営コンサルタントの船井幸雄先生はおっしゃっていました。
「本物の時代」
「共生の時代」
「女性がけん引役となってこれからの社会を変えていく」
まさに今、そんな時代が来ている感じがします。
80歳になっても今の仕事(だけ)で大丈夫ですか?
人生100歳まで生きる時代は、すぐそこまできています。
でも、健康で豊かに生きてこそ、人生を心から楽しめる気がします。
余談ですが、
内閣府のムーンショット目標7をご存知ですか?
「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」
人類が健康に生きるため、次のステージに向かって日々の研究はいたるところで進んでいます。
ぜひご覧になってください。
動画で日本の最先端を行く何人もの研究者たちが話されています。
その第一にあげられている研究が
「ミトコンドリア先制医療」
ミトコンドリアと腸内細菌が健康に大きく関わり、相互作用もあることが分かってきています。
↓
内閣府のムーンショット目標7
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub7.html
しかし、
もしかすると世界には、日本で行われているこの研究よりも、1歩も2歩も、10歩も先を行ってる研究があるかもしれません。
明治維新の時の「黒船」のように。
まだ日本中のほとんどが知らないだけで。
気づいた人から変わっていきます。
まず一人一人が変わっていくと、何十年かするといつの間にか社会全体が変わっているのでしょう。
余談ですが、
明治維新の頃、佐賀藩は長崎の警備を任されていたので、当時の世界最先端の技術や情報、知識を日本の中ではいち早く知っていました。
その情報や知識を日本中に広め、日本をよりよくするために、佐賀の偉人である、大隈重信も江藤新平も、“佐賀藩”という小さい枠を超えて“日本”のために奔走しました。
当時はまだまだ“日本”のためというより、長州も薩摩も自分の“藩”のためにがんばるというのが普通の時代に。
だから、明治維新後の政権ではたくさんの佐賀藩出身者がいたにもかかわらず、“佐賀藩”としてあまり表舞台に出なくなったどころか、意見の違いから同じ佐賀藩出身者でも対立すらしていた。
その経緯を、最近読んだ小説『威風堂々』(伊東潤 著 中央公論新社)で知り、すごく納得しましたし、感動しました。
なぜ“佐賀藩”が明治維新後に表舞台に出てこなくなったのか、ずーーっと謎でしたので、やっと分かってスッキリしました。
だから嬉しくなって、つい書いちゃいました(笑)
(大隈重信にスポットをあてて書かれた『威風堂々』。すごくおもしろいのでぜひ読んでみてください。当時の息づかいが目の前で聞こえてくるようです。)
さてさて、
話は戻りますが、
あなたはこの先どういう人生プランを描いてますか?
僕はいま51歳ですが、100歳まで生きるとしたら、今ようやく半分です。
これからますます健康で若々しく豊かになり、ますます楽しい人生が待っていると思えると、ますます今も楽しいです。
あなたはこの先、どういう人生プランを作り、生きていきますか?
子供の頃、思い描いていた夢は何ですか?
やってみたかったことは何ですか?
世界のどこかに行ってみたくないですか?
日々の忙しさに追われていると、そんな夢も忘れてしまいがちです。
でも、これから
昔からのあなたの友人があなたに思い出させてくれるかもしれません。
もしくは、1、2回しか会ったことのないような縁遠い人から前触れもなく、気づかせてもらうこともあるかもしれません。
これも「縁」としか言いようがないんですが。
未来の希望の話は楽しいですよ。
とにかく、人生は人との出会いや会話で大きく変わります。
僕も人との出会いや会話で何度も大きく人生が変わってきました。
その度に、何度も何度も新しい分野の、それまでとは全く関係のないような仕事に挑戦してきました。
だから、今までの人生に悔いはありません。
今までのすべての経験は今を生きる糧になっています。
だから、あなたもきっと大丈夫です。
挑戦しなかったことを後悔して死んでいくよりも、
挑戦していろんな経験を積み上げ、今を生きる糧にして生きたほうが絶対楽しいです。
長くなりましたが、
結論としては、
これからの時代に求められる時流にあったいい口コミの仕事もしてしっかり稼ぎ、社会貢献し、好きなことは趣味で思いっきり楽しむのが僕の経験上、おすすめです。
(くれぐれも会社と商品はちゃんと本物、長く続いていくもの、また、しくみも成功しやすいものを比較検討して選んでね。なんでもいいわけでは決してありません。へんなのに引っかからないでね)
こんな長い文章を最後まで読んでくれたあなたにも、あなた自身が最高に輝く未来がきっと訪れると僕は信じます。
(追記)
この文章を読んでくれた旧友から口コミ(ネットワークビジネス)って違法じゃないの、とメッセージを送ってもらったので、やっぱりまだそういうふうに思っている人も多いんだろうなーとわかりました。
モノなしマルチやマルチまがい商法、ねずみ講とは違う、まともなビジネスのしくみだということをお伝えするために、北村弁護士のyoutubeをご紹介しておきます。
見てみてください。
違法どころか、最も優れた合理的なビジネスモデルの一つで、北村弁護士だけでなく、ビル・ゲイツもトランプ元大統領もとても勧めている業態です。
僕自身もいままでの経験上、これからの時代に合う最高のビジネスモデルだと確信しています。
ただし、本当にいい会社と製品を選んでくださいということです。
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